【募集終了】「地域で仕事をつくる! 熱海アクセラレータープログラム」への参加者募集!
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募集詳細
かつてはシャッター通りや空き店舗が目立つ「さびれた温泉地」として衰退を迎えていた熱海。ですが、約10年に渡り官民一体となりまちづくりに奮闘する中で、2015年には年間観光客数が300万人を突破。以降、客足を維持しています。「小さなV字回復」を遂げたと言われ、観光地としての存在感を取り戻しつつあります。
そんな観光地として知られる熱海ですが、一方で、最近は観光だけではない「多様な関わり方ができるまち」を目指し、市外の方々が関われる機会を生み出しています。
たとえば、熱海を通して2030年の未来を考える公開型の会議「ATAMI2030会議」では、毎回テーマを変えて熱海内外の方々が議論をしたり交流する場として盛り上がりを見せています。熱海市とまちづくり会社machimori(マチモリ)が手がける創業支援塾「99℃ Startup Program for Atami 2030(通称:99℃)」では、「熱海でなにか挑戦したい人」をサポートし、実際にこれまで13組が創業するなど、結果も生まれ始めています。
今回の「地域で仕事をつくる! 99℃ Accelerator Program for Atami 2030」は、これまでの「ゼロからイチを生み出す」創業支援とは少し違い、既に動いている熱海の3つの企業や事業者の課題を題材に、課題を解決するビジネス案を生み出す実践型のスクールです。2019年10月~2020年1月の約4ヶ月間&計5日間に渡り、担当するテーマオーナーの課題解決案をチームで考えて、最終的にはテーマオーナーに対してプレゼンをしていただきます。
この取り組みを通して、事業者のさらなる成長と、チームとして関わる方々のビジネスチャンスやキャリアステップにつながることを期待しています。また、これを機会に、熱海と関わり続けてくれる人が生まれると嬉しいと思っています!
テーマオーナー紹介
(1)REFS(レフズ)/テーマ「食」
伊豆や静岡県東部の生産者の思いが伝わる農薬不使用栽培の野菜や、食にまつわる加工品を取り扱う野菜のセレクトショップ(八百屋)。熱海と沼津に店舗を構え、「Real Food Story」をコンセプトに、生産者が愛情を持って育てた農作物を、その背景にあるストーリーや想いも一緒に届けています。
設立から10年が経った今、「食や生産地のファンづくりなど、有機的な新たな事業展開」をテーマとして、この先の10年のあり方と向き合いながら、解決案を考えてくれるチームを募ります。REFSが扱う食品や生産者の魅力をより広く知ってもらう機会を作っていきたいと思います。
REFSの魅力が伝わる、代表・小松浩二さんのインタビューはこちらから!
(2)混流温泉/テーマ「まちなか再生」「エリアリノベーション」
「混流温泉」は、代表を務める現代作家の戸井田 雄さんが2016年に設立。熱海や伊豆地域を中心にディスプレイやデザインの仕事を行いながら、熱海を舞台にアートイベントやアーツプロジェクトスクールを開催し、アートを担う人材の育成にも取り組んできました。
そして今秋、熱海の海沿いエリアである渚町に「アトリエ&ホステル ナギサウラ」を立ち上げました。ナギサウラが本格的に動き始めるタイミングで、「今後渚町エリアをどうするか」というまちづくりやエリアリノベーションの視点を持ちながら、新たな事業戦略を一緒に考えてくれる人材を募ります。
混流温泉や渚町の魅力が伝わる、代表・戸井田雄さんのインタビューはこちらから!
渚町の特徴
かつて熱海では、昭和25年に「熱海大火」と呼ばれる大火災がありました。街中のほとんどが焼け野原になった中で、海沿いの「渚町」は運良く火の手を免れました。そのため、今では珍しく木造の住宅や店舗が密集する市街地となっています。
かつて渚町は歓楽街として栄え、スナックや劇場を中心に、住宅や青果店といった個人商店も軒を連ね、多様な人たちが一同に集結するユニークな地域でした。
現在熱海は、観光客数増加や盛り上がりは取り上げられてはいるものの、渚町では空き店舗が目立ち、観光客はこのエリアにまで足を運びません。住むにしても、古い「木造風呂なし物件」が多く、課題は山盛りです。
しかし、戸井田さん率いる混流温泉をはじめ、地元の質屋「つるや質店」が手がけるリノベーション賃貸物件「nagisArt(ナギサート)」など、この数年で魅力的な活動が少しずつ生まれ、新しい変化の兆しが見られます。また、海沿いの一等地という大きな可能性も持っているエリアでもあります。
(3)伊豆おはな/テーマ「福祉」
代表を務める河瀬豊さんは、もともと地縁も何もない状態で熱海移住を決め、2013年に熱海で「介護タクシー 伊豆おはな」を創業しました。高齢化率が約46%と、全国でも突出して高齢者が多い熱海において、なくてはならない存在に育ちつつあります。
現在、熱海や伊豆エリアを中心に、ご高齢者や体の不自由な方々の通院や外出サポートをしながら、熱海という土地柄、観光客のサポートも増えてきており、「観光介護タクシー」の可能性や事業展開を検討しています。
今回は、既存の「介護タクシー」事業だけではなく、「観光介護タクシー」という新事業展開へのアイデアを、一緒に考えてくれるチームを募りたいと思います。
伊豆おはなの魅力が伝わる、代表・河瀬 豊さんのインタビューはこちらから!
豪華メンター人をご紹介!
こんな人に来てほしい!
・これまで培ってきた経験やスキルを異なる分野でも試してみたい
・起業までは考えていないが、起業家のもとで一緒に課題解決に挑みたい
・テーマは定まっていないが地方創生や地域課題の解決に携わってみたい
・テーマとなっている分野で起業したい
・熱海で複業(副業)という関わり方をしたい
・熱海で何かしらチャレンジしてみたい
募集条件、スケジュール
10月19日(土)~20日(日)/課題の発見と事業アイデアの創出(オリエンテーション、ワーク、小プレゼン)
11月17日(日)/事業の構想と事業計画を考える(ワーク及び中間プレゼン)
1月18日(土)~19日(日)/事業のテストマーケティングを経て、事業をブラッシュアップし、人に伝わるプレゼンテーションにする(ワーク及び最終プレゼン)
選考プロセス
※第一次募集は9月末日で締め切りました。
第二次募集は10月11日(金)で締め切り、10月14日(月)までに選考結果及びグループ分けなどご返事をさせていただきます。
参加費
3万円(交通費や交流会費などは別途)
※選考結果が出てからお振込をお願い致します。
その他
「複業に応募する」からご応募いただき、応募フォームの「募集」部分に、希望するテーマオーナーの名前を第2希望までご記入のうえ、「志望動機」などもご記入ください。
※勤務可能開始日は記載いただかなくて構いません。